綺麗に塗装された住宅

付帯部の塗装について

◇付帯部とは何か?

初めに付帯部の塗装についてお話をする前に付帯部とは何かを説明しましょう。 まず付帯部とは外壁と屋根以外の場所に塗装を施す場所で主に、雨樋、雨戸、シャッターBOX、破風、鼻隠し、水切り等です。 さて、付帯部に塗装を施す意味ですがそれは、例えば雨戸の場合ですと材質が木の場合ですと何もしない常態のままですと雨風にさらされるとカビが生えたり腐り落ちたりしてしまいます。 ですが、塗装を施すことにより防水効果のある塗料を使用したのであれば、雨戸が腐り落ちたりカビが生えたりすることがなくなるため、雨戸の寿命が延びる訳です。 このように家の設備の寿命を伸ばす上で付帯部の塗装を施すことには意味があります。

◇どんな塗料を塗れば良いのか?

付帯部に塗料を塗る際どのような塗料を塗れば良いか迷う方も多いかと思います。 まず、塗料を選ぶ前にすることがあります。それは付帯部の材質チェックです。 材質に合わせて塗料を選ぶことにより塗料が材質に引っ付きますから材質のチェックをすることはとても重要です。 材質が鉄であるのか、アルミであるのかなどを確認してから塗料を選びましょう。

◇鉄のシャッターや鉄の雨戸に塗る塗料は何が良い?

鉄のシャッターや鉄の雨戸の付帯部に塗料を塗る際、塗料は水性塗料ではなく、弱溶剤2液タイプのシリコン塗料がお勧めです 。水性塗料はまず、鉄などの塗料と相性が悪く、食いつきが悪いため論外とさせていただきます。 弱溶剤2液タイプの塗料ですとロックペイントから発売されている夢ロックなどの塗料があり、塗料の色も多数用意されていますのでお勧めできます 。シリコンタイプの弱溶剤2液タイプのものが鉄製の雨戸やシャッターに使用する際、耐久性とコストパフォーマンスを考えた結果シリコンタイプの弱溶剤2液タイプをお勧めします。 フッ素タイプのさらに耐久性の良い塗料もありますがコストが掛かる点と耐久性が鉄の雨戸より高くなりすぎる点がありますから過剰に塗料の品質をよくしているだけですので意味もあまり無いため今回はシリコンをお勧めします。 鉄の雨戸も耐久性がありその耐久性を越えてしまうとメンテナンスをしないと雨戸が正常に動かないため、分解する必要があります。 分解した際に塗料を塗りなおすのであればシリコン製の塗料で問題ありません。 とにかく雨戸を錆びさせたくないのであればフッ素タイプの塗料でも問題はありませんが過剰品質の塗装となる上先に雨戸が故障する可能性もあるかもしれません。

シャッターの塗装

◇木の塗装はどうすれば良いか?

木の塗装を行う場合、塗った木の表面に膜を形成する造膜タイプと膜を形成せず木材に浸透させる含浸タイプがあります。 造膜タイプの塗料は種類が多く、シリコン、フッ素、ウレタンがあります。耐久性が高いのがメリットなのですが木材の伸縮には塗料がついていけないためひび割れを起こしてしまいます。 ですのでお勧めするタイプとしては含浸タイプの塗料をお勧めします。その理由は含浸タイプの塗料は木材に浸透して塗料の成分が木材に残るため伸縮に強いのがメリットです。 その反面塗料の耐久性は2年と短いですが、定期的にメンテナンスをすることで寿命を延ばすことができます。木材の保護のみに特化した塗料というものもあり半造膜タイプの塗料というものもあります。 和信科学から発売されているガードラックアクアという商品がまさに半造膜タイプの塗料で、こちらは主にリフォームをする際の木材に塗ることで高い耐久性と防カビ効果のある塗料です。 色は全部で16色と少ないカラーバリエーションですが新しく雨戸や木材を塗り替える際に使用すると木の耐久性を高めることができる塗料です。

◇アルミサッシを塗装することはできるのか?

アルミサッシ自体の塗装はできますがメリットはありません。 その理由はアルミサッシ自体が錆びに対してとても強いためアルミサッシよりアルミサッシに塗った塗料のほうが先に寿命になるためです。 塗料のほうが先に駄目になってしまうためアルミサッシに塗装を施すメリットはありません。 ですが、アルミサッシが錆びてしまっている場合は、アルミの錆を削ったりして取り除きクリアタイプのアルミ用の塗料を塗装することでアルミサッシが再び錆びることを防ぐことができます。 お勧めの商品はニッペホームプロダクツから販売されているアルミカラースプレーなどを使用すると良いでしょう。

◇基礎巾木は塗装できるのか?

家の基礎であるコンクリート部分の基礎も専用の塗料が売られており塗装することができます。 基礎部分も水で塗れ続けることで耐久性が低くなるため塗料を塗ることで字妙を伸ばすことができます。 菊水から販売されている基礎ガードやエスケー化研株式会社から販売されているベースプロテクトなどが基礎巾木用の塗料でありローラーなどを使用して基礎巾木部分に塗装を施します。 この塗装を施すことにより基礎部分のひび割れや劣化を防ぐことができます。